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TIME/タイム

kage

2012/02/27 (Mon)




科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した近未来、25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた。富裕層は寿命を気にしなくていい一方、貧しい人々は寿命を延ばすためにあくせく働き続けなければならなかった。貧しい青年のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、時間と引き換えに裕福な男性を殺した容疑を掛けられ、追われる身となってしまい……。(シネマトゥデイ)

ジャスティン・ティンバーレイクはどこに行こうとしているのでしょうか?人もうらやむ大ポップスター。しかし、彼は俳優業の方に大きく舵を切っているように見えます。

ところが歌の世界ではまばゆいばかりの存在の彼も、映画の世界の中ではどうも魅力を出し切っていないように考えるのは私だけでしょうか?

この映画でもアマンダ・セイフライドに食われているような気がします。甘くて端正なマスクは、あまり「エロ」や「悪」を感じさせないのです。かといってアンドリュー・ガーフィールドのようなナイーブさも。映画で生きるとしたら、これからが正念場でしょう。

映画は近未来の社会。富裕層が長生きして貧困なものがそれにつくす、そういう図式の映画は今までにもありました。でもそれを視覚に訴える方法で表したのは、新しい表現だと思います。もちろん、突っ込みどころは満載ですが、それを言始めたら映画として成り立たないので。

キリアン・マーフィーがどういうつもりでこの映画を引き受けたのかはわかりませんが、やはりしまる!映画がしまります。ただ惜しむらくは、映画があまりにも説明的だった所。もう少しストレートに「善」対「悪」に徹した方がよかったのではないでしょうか?

貧困なものからしか搾取しない貧困者、貧困なものを管理する元貧困出身の役人。この辺りの表現が話に奥行きを与えているとは思うのですが、そこは娯楽大作。単純な話にしてしまった方がよかった様な気がします。

もし徹底的に奥行きを与えるとしたら、それはこの映画では説明不足だったような気がします。途中で大金持ちが誰かに気を配りながら電話している所があります。おそらくこの世界の支配者、創造者であると思われますが、その正体も明らかにされませんでした。まさか、続編を考えているとは思えないのですが・・・・

最後の「俺たちに明日はない」へのオマージュは少し役不足の二人です。ジャスティンがウォーレン・ビューティを超える可能性はないと思うのですが、アマンダがフェイ・ダナウェイを超える可能性は?大きくあるような気がします。

気を配ってくれた友人もいますが、とても楽しめましたよ。
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